いよいよNBA開幕!八村塁が胸に秘める日本バスケ界への熱い想い

  • photo by Yamamoto Raita

  ■TBSの上村彩子(かみむら・さえこ)アナウンサーが現場で取材した大会でのエピソードや舞台裏、インタビューしたアスリートの魅力や意外な一面などを伝えてくれるこの連載。今回のテーマは、NBAのドラフト1巡目全体9位でワシントン・ウィザーズに指名されたバスケット日本代表の八村塁。日本バスケットボール界を引っ張る逸材の印象は。

 私にとって、NBAは小学生の時から単語では聞いたことあったものの、あくまでも遠いアメリカのことでした。それが現在は、4人もの日本人選手がサマーリーグに参加して、渡邊雄太選手がNBAメンフィス・グリズリーズでプレーし、さらに八村選手がワシントン・ウィザーズに指名され、馬場雄大選手はダラス・マーベリックスと契約しキャンプに参加するなどNBAが一気に身近に感じられるようになってきました。

NBAのドラフトを現地で取材した上村アナウンサーNBAのドラフトを現地で取材した上村アナウンサー NBAのドラフトで八村選手が指名されてから、早くも3カ月以上が経過。プレシーズンマッチが始まり、NBAの新シーズン開幕が近づいていますが、ドラフト会議の現場、ニューヨークに弾丸で取材に行ったことが昨日のことのようです。

 ドラフトは、1人につき7、8分の間隔で上位から指名されていくのですが、八村選手の名前が呼ばれるまでどれぐらい待機するのかまったく見当がついていませんでした。すると、1巡目の9番目でいきなりの指名。現地報道などで14位前後とされていた予想よりも上位での指名で、私を含め日本メディアは快挙に驚きました。

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