長友佑都選手のヨガが日本代表に浸透中。「デュエル」強化に効果大 (2ページ目)

 試合に出場する機会が減っていた昨年、出場するチャンスを得てもスピードのあるアタッカーと対峙して抜かれてしまい、「以前より足がついていかなくなってきているのではないか?」と感じていたそうです。

「このままではいけない。これまでのトレーニングに何かプラスアルファできるものを探していかなければ」

ブルガリア戦でも1対1での強さを見せた長友 photo by Getty Imagesブルガリア戦でも1対1での強さを見せた長友 photo by Getty Images そんなことを考えていたとき、長友選手は、柔軟性を向上させるヨガを取り入れたトレーニングを知ったそうです。そして、その効果はすぐに表れたといいます。

「ヨガを始めたことでとくに上半身の可動域が広くなって、1対1の時、相手の動きに対して今までより上半身がグッと反応して動いてくれる。それに連動して下半身もスピーディに動かせるようになった」という長友選手。出場機会が徐々に増えていきました。

 シーズン序盤はロベルト・マンチーニ監督に起用してもらえなかった長友選手でしたが、終盤にはスタメンに定着。長友選手自身、「1対1で負けないようになったので、使ってくれるようになったのだと思う」と手応えをつかんだようでした。1対1に強さを発揮する長友選手は、「デュエル」()にこだわっている日本代表のハリルホジッチ監督から見ても、欠くことができない重要な選手のはずです。※duel/フランス語で「決闘」「ふたりの戦い」の意

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