傳谷英里香さん、坂道で走る時こそ胸を張れ!正しいフォームの重要性を実感
『傳谷英里香のGo for it!トライアスロン-Road to HONOLULU』
第13回●坂道の走り方(第12回はこちら>>)
傳谷英里香(でんや・えりか)さんが、来年5月に開催されるホノルルトライアスロン完走を目指してトレーニングを実施中! 指導担当は、湘南ベルマーレ・トライアスロンチームのヘッドコーチで、アスロニア・トライアスロンアカデミーでもディレクター兼ヘッドコーチを務める中島靖弘コーチ。レッスンの第13回は、坂道の走り方を学びます。
トップス:メッシュTシャツ/インナー:パワーフィットブラ/パンツ:ムーブクロスショートパンツ/シューズ:ウエーブライダー22(以上、ミズノ) サングラス:SOU2C-0812 W SOU-II-Cミラーレンズモデル コンパクト(SWANS)●胸を張って視線を上げ、地面を力強く踏みつけて足を後方に蹴る
中島靖弘コーチ(以下:中島コーチ)今回は、坂道の走り方について説明します。いくつかポイントがあるのですが、ひとつ目は姿勢です。坂を駆け上がる際は傾斜があるのできつくなり、前傾姿勢になって下を向いてしまうことが多くなります。そうなると、さらに体に負担がかかってしまうので、坂道だからこそ胸を張って走るようにしてください。
傳谷英里香(以下:傳谷)たしかに、無意識に視線が下がってしまいそうですね。しっかり前を向いて走るよう意識します。
中島コーチ ふたつ目は、地面を踏みつける力です。正しいフォームについてのレッスンの時にも説明しましたが、踏みつける力は蹴りでジャンプするために重要になります。とくに坂道では、一歩前に出した足に重心を乗せて、しっかり地面を踏みつけることを意識しながら練習しましょう。おへそを、前に出した足の上に素早く乗せるイメージです。
また、地面を斜め方向に蹴らないと前に進めないので、坂道を走ることで地面を後方に蹴る感覚も身につけることができます。ペースを落としてもかまわないので、そういった動きをひとつずつ確認しながら走るようにしてください。
傳谷 わかりました!
中島コーチ では、実際に坂道を走りながら動きを確認していきます。胸を張って、前に出した足にすばやく重心を乗せます。地面を踏みつけること、足を後方に蹴ることも忘れないでくださいね。
傳谷 胸を張って走ると、あまり疲れないような気がします。
中島コーチ いい感じですね。試しに前傾姿勢になって、猫背で走ってみてください。体にかかる負担がまったく違いますよ。
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