遠藤保仁が地元鹿児島で子どもたちに直接指導 考えながらプレーすることの大切さを伝授 (2ページ目)
その後は「遠藤チーム」vs「田中チーム」でのPK対決を実施。遠藤、田中、そして参加者のなかから各チーム3名ずつ子どもたちが出場した。キッカーとなったふたりが冷静にPKを決めると、子どもたちから大きな歓声が上がった。
クリニックの最後は「ヤットチーム」と「子どもたちチーム」で分かれ、ゲーム形式で対決。遠藤らも必死にボールを追いかけ、全力でサッカーを楽しんだ。参加した小学4年生の女の子は、「田中選手は動きが素早くてボールの使い方もうまかったです。いつか私も田中選手のような強いシュートを打てる選手になって、ゴールをたくさん決めたいです」と充実した表情を見せた。
このイベントでは、スポンサーのJA鹿児島県経済連から参加した子どもたち全員へ「地元の食材で元気になってほしい」との思いから、野菜の詰め合わせをプレゼント。最後に遠藤は「僕や(徳重)健太のように鹿児島からプロサッカー選手が出ることを、今回協賛してくれたスポンサーを含め、心から願っています」と語り、鹿児島でサッカーに励む少年少女たちにエールを送った。
ハイタッチする遠藤。最後まで笑顔を絶やさなかった photo by ONE CLIP【各選手のコメント】
●遠藤保仁
自分自身も楽しくできましたし、地元の鹿児島で子どもたちから元気をもらいました。非常に有意義な時間でした。子どもたちにはみんなで喜ぶ楽しさや感動を味わってほしいです。そのためにはサッカーの基礎であったり、助け合うことの大切さを知ってほしいです。そして何よりサッカーは楽しいんだということを実感してもらえたらうれしいです。また来年も開催したいです。
●徳重健太
みんな真剣に取り組んでくれたので教えがいがありました。今日初めてGKをやった子もいて、これをきっかけにGKに興味を持ってくれたらうれしいなと感じています。これからも楽しむ気持ちを大切に練習も試合もやってほしいなと思っています。
●田中美南
鹿児島の子どもたちが楽しくサッカーをしている姿を見て、子どものころの自分を思い出して、改めてがんばろうと思いましたし、サッカーは楽しいスポーツだなと再認識しました。小学生約140名の子どもたちが参加した photo by ONE CLIP
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