「YOU GOT THIS(大丈夫、いける。)」の言葉に勇気づけられた松山恭助 次世代選手たちに伝えた「逃げない」精神とは (3ページ目)
「プレッシャーから逃げてはいけない」
イベントの最後には松山選手が生徒たちに対して自らの経験を通して得たプレッシャーに打ち勝つ方法を伝えた。
「スポーツをやっていると、どんなレベルでも必ずプレッシャーはあります。どんな選手でも大事な大会では絶対に緊張やプレッシャーはあります。そんな時に『YOU GOT THIS(大丈夫、いける。)』というこのひと言はすごく大きな意味を持ちます。僕もみんなもそうですが、コーチや学校の先生、親御さん、いろんな人が支えてくれていて、練習環境を整えてくれているからこそ、一つひとつステップアップできています。だからこそ『YOU GOT THIS(大丈夫、いける。)』と思えるし、この言葉が後押ししてくれると思っています」丁寧にわかりやすく生徒たちに語り掛けた松山選手 photo by Gunki Hiroshi そしてプレッシャーに向き合うための具体的な考え方についても語った。
「『緊張をしないようにしよう』というのは間違い。緊張するからこそ、集中力が増して、練習以上のパフォーマンスが出ます。だから緊張は決して悪いものではないとわかってほしいです。緊張しているなかでどうそれと向き合ってどうトライしていくかだと思っています。それから、とくに高いレベルの大会に行くと、相手側のほうが応援がすごいというのを必ず経験します。それを逆転の発想で、それだけ注目されているんだと考えて自分のエネルギーに変えることが大切だと思います」
さらに松山選手は「プレッシャーから逃げている人は強くならない」と断言。生徒たちは真剣な表情でその言葉を受け止めていた。
アディダスでは松山選手をはじめ、世界の舞台で活躍するトップアスリートを通して、「YOU GOT THIS(大丈夫、いける。)」のメッセージとともに、プレッシャーに打ち勝ち、自分を信じることが自分の可能性を引き出す第一歩であることを、これからも伝え続けていく。最後は東亜学園フェンシング部の生徒たちと記念撮影 photo by Gunki Hiroshi松山選手とワセダクラブフェンシングスクールの子どもたち ©アディダス
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