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ガールズケイリン期待のルーキー・仲澤春香が圧巻V 予想どおりの展開に同期たちは「悔しい」「すごいと言ったらダメ」

  • PR ハル飯田●文 text by Haru Iida

圧倒的な走りを見せて優勝した仲澤春香 photo by Takahashi Manabu圧倒的な走りを見せて優勝した仲澤春香 photo by Takahashi Manabuこの記事に関連する写真を見る

ゴールデンルーキーの仲澤春香

 11月4日(月・祝)、防府競輪場でガールズケイリンの「ルーキーシリーズプラス」が開催された。

 本レースは2024年にデビューした選手たちによる一発勝負の舞台。出場選手は、5月~6月に開催された同じく新人選手限定の「ルーキーシリーズ」の優勝者と競走得点上位者から選抜された7名。普段は全国各地に散らばって練習に励む同期の成長を約5カ月ぶりに確認しあう場とも言える。

 会場となった防府競輪場は10月1日に一年半に及ぶ改修工事を終えてリニューアルオープンしたばかりと、フレッシュなルーキーの頂点を決めるにうってつけの舞台。この日は防府競輪開設75周年記念競輪と銘打たれた開催で、男子GⅢレース「大阪・関西万博協賛 周防国府杯争奪戦」の決勝がメインレースに控えるとあって、開門前から入場待ちの行列ができるほどの盛況ぶりとなった。

 このレースで圧倒的大本命に推されたのは、今年デビューの126期で早くも結果を残している仲澤春香(福井・126期)だ。仲澤は学生時代からボート競技に打ち込み実業団へと進んだもののイップスを原因に引退し、ガールズケイリンの世界へと転向してきた経歴の持ち主。競技がボートから自転車へと変わっても飛びぬけた漕ぐ力は健在で、卒業記念レースを完全優勝で飾り同期のなかでも飛びぬけた存在として注目を集めてきた。

 仲澤は5月のルーキーシリーズ(平塚開催)で初優勝を果たすと、その後も勢いはとどまるところを知らず、8月中旬から5開催連続で優勝を飾っている。GⅠ決勝にも名を連ねる選手を相手に互角以上の走りを披露しており、ナショナルチームの練習にも参加。もはやルーキーという枠を超えて期待を背負う逸材だ。

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