ガールズケイリンフェスティバル開催間近 GⅠ覇者・石井貴子が地元開催に特別な思いで臨む「松戸はクセが強い」 (3ページ目)
タスクを3日間やり抜く
――二度の大ケガから1年が過ぎてパールカップを制し、そしてガールズケイリンフェスティバルが目前に迫っています。2019年にこの開催で優勝していますが、最後の大会になることについての思いはありますか。
最後の大会というよりは、松戸での開催ということのほうが、思いは強いです。ガールズケイリンフェスティバルには21名が出場できるんですが、その枠を獲るために、私にとって重要なのが選考期間内(2023年11月~2024年4月)での優勝回数だったんですよね。
選考方法が「(6)GP・GIを除くガールズケイリン選考レースの優勝者」「(7)、(6)および単発競走を除くガールズケイリン優勝者」となっていて、とにかく優勝回数を見られます。松戸の関係者の方々からのプレッシャーもビシバシと感じていましたので、今回は出場枠を獲ることに必死になっていました。
それに今回は開会式で選手宣誓も行なうことになっています。そこでもちゃんとやる、噛まない、間違えないことが重要ですね。
――ガールズケイリンフェスティバルでは、どんなレースをしたいですか。
私自身のタスクは変わらず「その日できることを精一杯やりなさい」だけですので、それを毎日3日間やり切ることです。松戸はホームバンクなので、特徴は非常によくわかっています。クセが強いバンクで、(比較的多い400mのバンクではなく)333mと距離が短い。残り1周半からが勝負となるので、実質500mくらいしかないんです。
本当に強いメンバーがそろうレースなので、ため息が出るんですけど、精一杯頑張るしかないなと思います。地元開催のビッグレースということで、ふだんだったら感じないこと、考えなくてもいいことが発生すると思いますので、とにかく自分のことに集中てきるようにしたいと思っています。
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