萩野公介と世界水泳を一緒に楽しめる3日間の観戦ツアー募集中

  • text by Sportiva

ユニクロドリームキャプテンに就任した萩野公介ユニクロドリームキャプテンに就任した萩野公介

 ユニクロは、世界中の子どもたちを応援する社会貢献活動「UNIQLO Next Generation Development Program」を展開しているが、その一環として、同社がナショナルスポンサーを務める世界水泳選手権2023福岡大会で、「ユニクロドリームプロジェクト 世界水泳2023観戦ツアー」を開催する。またこのイベントを盛り上げるべく、競泳五輪金メダリストの萩野公介さんがユニクロドリームキャプテンに就任した。

 同イベントは、7月29日(土)~31日(月)までの3日間、国内在住の小学生20名を対象に、世界水泳選手権2023福岡大会の観戦や萩野公介さんによるスイムクリニック、スペシャルトークショーなどを実施する。

 子どもたちと触れ合うこの3日間を楽しみにしている萩野公介さんに話を聞いた。

――ユニクロドリーム キャプテンに就任しました。この3日間のイベントでは子どもたちにどんなことを感じてほしいですか。

 22年ぶりに福岡の地に世界水泳が戻ってきますが、ここで泳げるのは、たゆまぬ努力を重ねてきた選手たちです。そんな選手たちの真剣な泳ぎを見ることによって、子どもたちには楽しかったな、カッコよかったなという思いを持ってくれたら、それでいいのかなと思います。さらに、このユニクロドリームプロジェクトをきっかけに、泳ぎたいなという気持ちが芽生えてくれたらすごくうれしいですね。子どもたちと一緒に観戦できるのを僕も楽しみにしています。

――4月16日には、世界水泳福岡大会のオープンウォータースイミング、ハイダイビングの会場にもなるシーサイドももち海浜公園付近で、ごみ拾いをスポーツ感覚で楽しむ「スポGOMI」にも参加されたそうですが、どのような感想を持ちましたか。

 水泳選手はきれいな水がないと泳げませんから、僕は現役時代から環境問題にも興味があって、何か力になれないかなとずっと思っていました。それもあって「スポGOMI」に参加させていただきました。最初にごみ拾いを行なって、その後、洋服のハギレや海の漂流物などでアート作品を作ったんですが、その作品づくりで久しぶりに夢中になりました。となりの子にアドバイスをもらいながら、めちゃ真剣につくりました。とても楽しかったですね。

真剣な表情でアート作品を作る萩野。時折、子どもたちに助言をもらう姿も真剣な表情でアート作品を作る萩野。時折、子どもたちに助言をもらう姿も

――「ユニクロドリームプロジェクト 世界水泳2023観戦ツアー」では、レースの観戦、裏側ツアー、スイムクリニック、トークショーを実施する予定ということですが、とくにどれが楽しみですか。

 子どもたちと一緒にレースを観戦するのは楽しみですね。僕はこれまで子どもたちと一緒にレースを見る機会はなかったので。ただ僕があまりにも楽しんじゃって、子どもたちを置いてけぼりにしてしまうんじゃないかと、そこが一番心配です(笑)

――子どもたちは萩野さんとの触れ合いで大きな影響を受けるのかなと思いますが、萩野さんにとって、大きな影響を受けた人やエピソードはありますか。

 子どもの頃はこんなスイムクリニックはなかったのでエピソードのようなものはありませんが、大人になってから強く印象に残る出来事がありました。僕はイチローさんが大好きで、イチロー語録の本をよく読んでいたんですが、そんなイチローさんとリオ五輪が終わったあとに、お食事をさせていただく機会がありました。

 その会食の席には書が飾ってあって、「心技体」と書いてあったんですね。イチローさんに最初に聞かれたのが、その書を見ながら、「君は心技体でどれが一番大切だと思う」という質問でした。うわっ、それには答えがないと一瞬答えに詰まってしまって......。「僕は今のところ心です!」と答えました。イチローさんは「そうか、俺は体だ」と。当時はまだイチローさんは現役でしたので、衰える体に対して、常にパフォーマンスを最大限に発揮するために体をチューニングしていると話してくれました。

 その会話は僕にとって何か強烈なインパクトがあって、今でも「心技体」の文字を見ると、その時のことを思い出します。そんな体験もあって、人生は何歳になっても勉強だといつも考えるようにしています。

――今回のイベントでは、イチローさんが萩野さんにいい影響を与えたように、子どもたちにも何か伝えたい思いはありますか。

 そうですね。2023年の福岡の世界水泳で萩野さんと一緒にレースを見たな、一緒に泳いだよなと思ってもらえるだけで十分だと思います。そして5年後、10年後、大人になった時に、次世代を担う子どもたちに世界水泳を見に行ったんだよと伝えてくれたらうれしいですね。

――萩野さんのそんな思いがあれば、参加した子どもたちはきっと楽しめますね。

 実は僕がすごく楽しみにしているんです。逆に子どもたちから「萩野さんうるさいんだけど」と言われないように、今からシミュレーションしておきます(笑)。


【応募期間】
4月5日~5月14日 23:59まで
【応募方法】
「世界水泳2023×ユニクロ」 特設サイト上にて応募
https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/sekaisuiei-2023/

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