リーグワン会場の三菱地所ブースで「防災スポーツ」体験開催 廣瀬俊朗とサンゴリアス中靍隆彰、片倉康瑛、桶谷宗汰も参加

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三菱地所ブースで「防災スポーツ」を体験した東京サントリーサンゴリアスの(左から)中靍隆彰、片倉康瑛、桶谷宗汰三菱地所ブースで「防災スポーツ」を体験した東京サントリーサンゴリアスの(左から)中靍隆彰、片倉康瑛、桶谷宗汰
 ラグビー日本代表のオフィシャルスポンサーである三菱地所が、3月11日に開催されたリーグワン「東京サントリーサンゴリアス vs 埼玉パナソニックワイルドナイツ」のマッチスポンサーになるとともに、東日本大震災から12年目にあたる日ということで、ラグビーを通じて防災の啓蒙を行なう「丸の内15丁目マッチ~ラグビーで災害に強くなる~」を実施した。

 三菱地所は、試合会場の入り口付近にスポーツを通じて防災を楽しく学ぶ体験型プログラム「防災スポーツ」のブースを設置。ここで一輪車を使った障害物競走「キャットサイクルレース」と、毛布で作った簡易的な担架に人型の人形を載せ4人で協力して走る障害物競走「レスキュータイムアタック」を実施。女性や子供を含め多くの来場者が「防災スポーツ」を体験した。

 このブースに、ゲストとしてサンゴリアスの中靍隆彰、片倉康瑛、桶谷宗汰の3選手と、元ラグビー日本代表キャプテン廣瀬俊朗氏が登場。参加者と一緒に「防災スポーツ」を楽しんだ。

毛布を担架代わりに使用。中靍隆彰と桶谷宗汰も参加毛布を担架代わりに使用。中靍隆彰と桶谷宗汰も参加 一輪車を初めて扱ったという片倉は「すごくバランスをとりづらくて、いきなり扱うのは難しいと感じましたので、今回このような体験ができてすごくよかったと思います」と事前準備の大切さを実感した様子。また廣瀬氏は「防災にスポーツを絡めると、楽しくできますし、体が覚えてくれますので、子供たちにこういう体験をしてもらえることはすごくいいなと思いました」とこのイベントの意義を語った。

小さな女の子と一緒に一輪車を押す廣瀬俊朗氏と、横でサポートする片倉康瑛小さな女の子と一緒に一輪車を押す廣瀬俊朗氏と、横でサポートする片倉康瑛 今回のイベントを仕掛けた三菱地所の広報部ラグビーマーケティング室 高田晋作室長は実施した理由をこう話す。

「我々は街づくりの会社です。街づくりと防災は切っても切れないものですので、防災については会社としてとても力を入れています。一方で防災はなかなか自分事として捉えにくい側面がありますので、我々がスポンサードしているラグビーというスポーツと掛け合わせることで、防災への興味や関心が少しでも湧いてくれたらいいなという思いで実施しました。

 またラグビーをプレーするだけのもの、観るだけのものにするのではなく、新しい価値を作っていくことが、ラグビーには必要だと感じていますので、チーム側とこのような場を作りたいと思って実施しました」

 そこで今回協業したのが、「防災スポーツ」というコンテンツを展開する株式会社シンク。代表取締役の篠田大輔氏は、三菱地所とサンゴリアスとのイベントに大きな価値を感じるとともに、「災害のことを振り返るのは、3月11日などの災害が起きた日ですが、より大事なのは次に備えることですので、どんどんこういった活動を広げていきたいですね」と今後も防災意識の浸透に尽力する意欲を見せた。

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