JFAメジャーパートナーとなったMS&ADインシュアランス グループ。一段高いステージとなった狙いと次なるフェーズとは (3ページ目)
グループ一体となった活動を推進
翻って、企業がスポーツを支援・協賛する意義、スポーツの実業団チームを保有する意味のひとつに、本業での利益や直接的なメリットを見込んだ側面がある。しかしMS&ADインシュアランス グループの活動を見ると、その側面が薄く感じてしまう。その点を聞いてみると......。
「その意味で言うと、本業での利益に直結することを目的としたスポーツ支援・協賛ではありません。スポーツ支援や協賛を通じて、MS&ADグループが目指す姿や企業姿勢を多くの方々に伝えているという側面が大きいと思います。
また、グループに所属する選手やサッカー日本代表を応援し、感動や喜びを分かち合うことで、グループの一体感の醸成にもつながっています。今後は、スポーツを通じた社会課題の解決をより意識し、持続可能なスポンサーシップを目指していきたいと思います」
前述のように2022年からグループ一体となった活動を活発化させた同グループ。今後はグループとしてのスポンサーシップや各社のスポーツ支援活動でさらに横の連携を強化していくつもりだ。
「MS&ADグループは、各社の多様性や強みを生かして事業活動しています。スポンサーシップやスポーツ支援活動についても、各社の特徴やリソースを生かして、MS&ADグループだからできることをやっていきたいと思っています。
『晴れスポ』がひとつの事例になりますが、各社の選手が一堂に会したイベントを行なうことで、選手間の交流を図るとともに、自社だけでは提供できなかった機会を創出でき、選手のモチベーションの向上につなげていきたいです。また、MS&ADグループの選手やスポーツ支援をより多くの方に知ってもらい、応援の輪を広げていきたいですね」
新たなフェーズへと突入したMS&ADインシュアランス グループのスポーツ支援。この歩みはこの先もとまらないだろう。
MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス株式会社
広報・IR部 課長代理
石元和子氏
3 / 3