エムバペが初来日。「自分の夢」と言う東京オリンピック出場に意欲
昨シーズンのリーグ・アンでMVPと得点王に輝き、今や世界的スーパースターとなった、フランス代表のキリアン・エムバペ(パリ・サンジェルマン)。そのエムバペがメンズスキンケアブランド「BULK HOMME」(バルクオム)のグローバルアンバサダーの就任会見に出席するため、6月18日に初来日した。
メンズスキンケアブランド「バルクオム」のアンバサダーに就任したエムバペ 翌19日に開催された会見では、バルクオムのグローバルアンバサダー就任のほか、エムバペが今年からスタートさせた社会貢献プロジェクト「INSPIRED by KM Project」も紹介された。このプロジェクトは、エムバペの生まれた年である1998年にちなみ、フランスに住む恵まれない子供98人の生活や教育をサポートするというもの。バルクオムはこの活動をサポートすることも発表した。さらにバルクオムは、パリ・サンジェルマンとの間でアジア地域におけるスポンサーシップ契約を締結したことも同時に発表した。
この会見でエムバペは、これらのサポートに感謝の意を表しつつ、かねてから出場を熱望していた東京オリンピックへの思いを語った。
「(オリンピックへの出場は)自分の夢。これはずっと言い続けてきた。もちろん、代表チームやクラブの事情もあるが、来年日本に来られたらうれしい」
現在、U-21フランス代表は東京オリンピックの出場権をかけ、イタリアで開催されているU-21ヨーロッパ選手権を戦っている。A代表のエースでもあるエムバペは、この大会を回避。U-21のチームメートにエールを送るしかできない立場だ。エムバペが日本でこの会見を開いた同日、U-21フランス代表はグループステージ初戦でU-21イングランド代表と対戦。後半アディショナルタイムの逆転ゴールで勝利し、出場権獲得に前進した。
来年6月から7月はフランス代表が出場する可能性があるEURO2020、7月から8月は東京オリンピックと、立て続けに主要大会があるため、エムバペがどのような選択をするのか、大きな注目を集めるはず。会見の最後に、「また日本に来たい」と笑顔で語ったエムバペがこの発言どおり、東京オリンピック出場となれば、大きな話題となるだろう。