SASUKEワールドカップを日本で開催 「サスケくん」森本裕介が海外勢を見て覚悟したこと (4ページ目)

  • 大野智己●取材・文 text by Ohno Tomoki

――森本さんからご覧になって、海外の選手は日本のどのエリアで苦しむと思われますか。

森本 クリフディメンション、バーティカルリミットなどはかなりキツく感じるんじゃないでしょうか。日本と海外では突起の厚さが違うので、そこでは海外選手はひるむかもしれません。また動くエリアは海外にないので、フィッシュボーンなども厳しいのでは。いろいろと見てきましたが、日本のサードステージの、特に後半部分は世界でトップクラスの難しさだと思いますよ。
チームJAPAN Redのキャプテンを務めた森本チームJAPAN Redのキャプテンを務めた森本この記事に関連する写真を見る――それらを海外勢がいかに挑戦してくるか、楽しみです。さて今回のワールドカップを通じ、SASUKEの新たな発見はありましたか。

森本 やはり団体戦の楽しさですね。もちろん通常のSASUKEのように自分が難易度の高い障害物をクリアする楽しさはあるわけですけど、今回はそれだけでなく、メンバーがクリアした時の喜びがある。それがすごく新鮮で、本当に感動しました。いつも以上にプレッシャーもありましたが、機会があればまた出場したいですね。

――最後にSASUKEワールドカップ2024の見どころを教えてください。

森本 何より世界のトッププレーヤーが集まった大会です。どの国が1位になっても決しておかしくない。最後まで見逃せない場面の連続ですので、じっくり見ていただきたいですね。

【Profile】
森本裕介(もりもと・ゆうすけ)
1991年12月21日生まれ、高知県出身。身長164 ㎝、体重64㎏。15歳でSASUKE初出場。2015年開催の第31回大会で史上4人目の完全制覇を達成。16年より制御機器メーカーIDEC株式会社にソフトウェアエンジニアとして勤務。20年の第38回大会で史上ふたり目の2度目の完全制覇。栄光のゼッケン100を背負う。現在日本最高峰、最強のSASUKEプレーヤー。

■日置将士インタビュー SASUKEの切込隊長が語るワールドカップへのプレッシャー「絶対にファイナルステージにいかなくては」 >>

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