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【箱根駅伝2026】識者が高速レースを総括 青山学院大の驚異的な強さ、及ばなかった大学の「予想外」について語った (2ページ目)

 復路で5位に落ちた中央大も、主将でエースの吉居駿恭(4年)が直前に足を痛めた影響が大きかった。1区の藤田大智(3年)が、早々にライバル校を振り落とそうという意図のある走りで吉居の区間記録を更新し(区間2位)、その後の区間もうまく機能してトップに立った4区までは万全だった。ただ、4区までのどこかに吉居が入っていれば、さらに加速できていた可能性が高い。

 3位の順天堂大は、往路での爆発力は今ひとつだったが、ミスのない駅伝で復路で順位を上げた。それは伝統の力でもあり、素質のある選手たちが揃っている証拠でもある。ここ2大会は序盤で流れに乗れないレースだったが、今回は4年生がひとりだけのチームだったこともあり、3年生以下の選手たちがこの3位を自信にして、来年は往路のレベルも上げてきそうだ。

 最後に、往路17位と沈んだ帝京大が、復路で逆襲してシード権を獲得したことも、今大会に花を添えた。

■佐藤俊(スポーツライター)

(予想)     (結果)

1)駒澤大    1)青山学院大

2)中央大    2)國學院大

3)青山学院大  3)順天堂大

4)早稲田大   4)早稲田大

5)國學院大   5)中央大

6)創価大    6)駒澤大

7)帝京大    7)城西大

8)城西大    8)創価大

9)東洋大    9)帝京大

10)順天堂大   10)日本大

 ここ数年で、最も順位を読むのが難しい箱根駅伝だった。

 区間配置の段階で、主力がある程度走れるという前提で順位を考えたが、駒澤大は故障者続出で"野戦病院"化し、山川拓馬(4年)、佐藤圭汰(4年)、谷中晴(2年)らが万全の状態で走れなかった。優勝した青山学院大とは、その差がもろに出た。

 今回の箱根は、青学大5区の黒田朝日(4年)がすべてを持っていった。ただ個人的には、その前の4区の平松享祐(3年)の好走が非常に大きかったと思う。8位で受け取った襷を5位まで上げて黒田に渡したことで"イケるムード"を醸成した。それが黒田の異次元の走りにつながった。

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