2020.12.31

箱根駅伝、ダークホース校の戦力をチェック。上位を崩す攻勢あり

  • 酒井政人●文 text by Sakai Masato
  • photo by Sankei Visual

 箱根駅伝2021は、全日本大学駅伝で上位に入った駒澤大、東海大、明治大、青学大、早稲田大、東洋大あたりが優勝争いを繰り広げることになるだろう。しかし、他にもダークホースといえる大学がいくつかある。区間エントリーの状況から、"大穴校"の戦い方を探っていきたい。

 まずは帝京大だ。前回は3位と3秒差で過去最高タイの4位。全日本大学駅伝は7位で3年連続のシード権を獲得するなど"上位崩し"ができる可能性が最も高い。

前回も1区と2区を担った帝京大の小野寺悠(左)と星岳(右)前回も1区と2区を担った帝京大の小野寺悠(左)と星岳(右)  1~3区は前回と同じく小野寺悠(4年)、 星岳(4年)、遠藤大地(3年)が登録された。星と小野寺は、10000m記録挑戦競技会で大学記録を更新する28分 20秒63と28分30秒17をマークしており、前回以上の走りが期待できる。遠藤は全日本4区で区間12位に沈んだが、箱根3区は過去2年連続で快走。前回は区間新で駒澤大・田澤廉を2秒上回った。前回は3区終了時で4位につけており、今回も3区までは計算できる。おそらく4区は、補欠登録になっている10000m28分52秒37の中村風馬(3年)に交代するだろう。

 選手層が厚いチームだけに、前回3位の復路は今回も強力だ。そうなると課題は"山"になる。前回の5区は区間18位(1時間14分40秒)。今回は細谷翔馬(3年)が登録されているが、どれくらいでカバーできるのか。1時間10~11分台で好走できると、過去最高順位となる「3位以内」が見えてくる。

 前回、過去最高の3位に入った國學院大は、往路で活躍した3人が卒業した影響もあり、全日本大学駅伝は9位に終わった。区間エントリーでは、今季10000mで大学記録の28分17秒84をマークした中西大翔(2年)を2区、前回10区で区間4位と好走した殿地琢朗(3年)を5区に登録した。一方でエースの藤木宏太(3年)、10000m28分20秒台の河東寛大(4年)と木付琳(3年)、5000mで13分49秒24のタイムを持つ臼井健太(4年)を補欠登録している。順当ならこの4人は当日変更で入れてくるはずだ。