2018.12.29

箱根駅伝で打倒青学大を狙う東洋大。
ポイントは復路の選手起用にあり

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • photo by AJPS/AFLO

 どちらにしても前回4区まで、あれだけ突っ走って往路は36秒差だったように、1位で入っても青学大との差はあまり広げられないだろうという覚悟もしている。

 前回と同じように2区相澤、3区山本、4区吉川という布陣で行くなら、1区がトップで来なくてもある程度の秒差でくれば、相澤で先頭に追いつき、山本と吉川で抜け出すという戦略で行けるだろう。そうなれば、1区は無難に走れる1万m29分台前半の選手を置き、西山を青学大に対抗させるために7区に置いて、区間賞を狙わせて勝負に出ることも考えられる。

「7区を終わった時点で前に出ていれば、それは二重丸でしょうけど、そういう展開は厳しいと思うので。青学大がどういう戦術で来るかわからないですが、うちとしては復路の序盤の6、7、8区をどう耐えるかでしょうね。1年の鈴木宗孝も淡々と走る復路タイプで9区を走りたいと言っている頼もしさもありますが、今年はエントリーメンバーの中で2年生が8人と多いので3大駅伝を走っていない選手にもチャンスを与えたいという思いもある。その中で調子のいい選手を往路に使い、前回往路に使った選手を復路に使えるようになれば面白くなるなと思います」

 酒井監督がこう話すように東洋大の総合優勝へのカギは、復路にどれだけの力のある選手を残せるようになるかだろう。

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