ドラマ『陸王』出演芸人が語る。「撮影ではエースとして走っている」

  • text&photo by Sportiva

 暑かった夏が過ぎ、気持ちよく走れるランニングシーズンがやって来た。自分で走るのはもちろん、観戦する方もこれから年末年始に向けて、福岡国際マラソンや箱根駅伝など、楽しみな大会が待っている。

走りに関しては自信を持って、撮影に臨んでいるという宇野けんたろうさん走りに関しては自信を持って、撮影に臨んでいるという宇野けんたろうさん ランナーにとってうれしい季節を迎えて、ドラマでも陸上が舞台となる作品が始まる。埼玉県の老舗足袋業者が大手スポーツメーカーを相手にランニングシューズの開発で勝負を挑む、池井戸潤の小説が原作の『陸王』だ。

 そのなかでダイワ食品陸上部のエース・立原隼斗を演じる、お笑いコンビ・げんき~ずの宇野けんたろうさんに、ランニングへの熱い思いから、『陸王』の撮影現場の雰囲気や見どころを語ってもらった。

 このキャスティングが宇野さんのところに来たのも必然と言える。というのも、初マラソン挑戦で2時間48分の記録を出し、3時間の壁を軽々と越えてしまう実力を持っているランナーなのだ。中学、高校では陸上部に所属し、高校3年生のときには東京代表・正則学園のメンバーとして全国高校駅伝を走った経歴がある。しかし、「当時、大学からの誘いもあったんですが、その頃の僕はお笑いがやりたくて、大学には進学せず吉本クリエイティブ・エージェンシーに入りました」と、陸上の世界からは少し離れていた。

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