箱根駅伝・全チームの戦力分析【予選会校編】。「下剋上」はあるか? (5ページ目)

  • 酒井政人●文 text by Sakai Masato
  • photo by AFLO

前回は2区を走り、そこから大きく成長した鈴木健吾前回は2区を走り、そこから大きく成長した鈴木健吾神奈川大学

エース鈴木の快走で12年ぶりのシード権へ

 予選会は5位通過だが、本戦が楽しみなチームだ。エントリー上位10人の1万m平均タイムは、シード校を含めた中でも9位。途中棄権に終わったものの、6月の全日本大学駅伝選考会も最終組の途中まで通過圏内につけていた。今季は鈴木健吾(3年)が頼りになるエースに成長したのが大きい。関東インカレ2部1万mで3位に入ると、予選会を日本人歴代3位の58分43秒で突っ走った。

 11月26日の八王子ロングディスタンス1万mで28分29 秒43の神奈川大新記録を樹立した山藤篤司(2年)と鈴木が1、2区を担う予定。そのポテンシャルを考えると、序盤で好位置につけることができるだろう。12年ぶりのシード権獲得へ。まずは好スタートを決めたい。

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