箱根駅伝・全チームの戦力分析【シード校編】。青学を倒すのはどこだ? (8ページ目)

  • 酒井政人●文 text by Sakai Masato
  • photo by AFLO

出雲、全日本で区間賞を獲得したドミニク・ニャイロ出雲、全日本で区間賞を獲得したドミニク・ニャイロ山梨学院大学

2区ニャイロでトップを奪い、どこまで逃げられるか

 前回は8位で、今季は出雲で2位、全日本で3位に入っている。両駅伝ともドミニク・ニャイロ(2年)が最終区間で順位を上げたが、箱根ではニャイロの2区が濃厚。チームの「レースの流れ」が変わることになる。

 前回2区を歴代8位タイの1時間7分20秒で走破したニャイロは、全日本8区で歴代3位の好タイムを叩き出すなど、さらに成長した。出雲と全日本の1区で好走している上田健太(3年)が箱根でもスターターを務めることになれば、2区で一気にトップを奪うことができるだろう。今季1万m28分26秒70をマークしている佐藤孝哉(4年)も往路に入る見込みであり、1万mエントリー上位10人の平均タイム2位(28分55秒93)の総合力で逃げ切りを図りたい。

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