GMOに加入する青学大エース・一色恭志に花田勝彦監督が求めるもの (2ページ目)

  • 加藤康博●文 text by Kato Yasuhiro

 また今後は大学とのつながりも、より強固なものしていく方針だ。花田監督は「大学からの一貫教育」を目指しており、これから加入してくる選手は早い段階からその適性を見極め、長期的な視野に立った育成をしていくという。

「ここもGMOの独自性のひとつといえると思います。特に今、箱根駅伝はメディア、観衆の数を考えてもオリンピックに次いで注目の集まる大会です。そんなプレッシャーのかかるレースを早くに経験できる点は世界を見据えるうえではプラスと考えられます。

 ただ、そこで満足するのではなく、その先にさらに大きなステージがあることを伝えていかないといけません。多くの大学と連携を取りながら、いかに意識の面でもトレーニングの継続性の面でもロスなく、次の目標に向かっていけるか。その方法と仕組みも考えていくつもりです」

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