【続・東京マラソンへの道】中島彩「真夏のランニングに飽きたら?」

  • 中島彩●文・写真 text & photo by Nakajima Aya

市民ランナー・中島彩の「続・東京マラソンへの道」

 みなさん、こんにちは! 『走るフリーアナウンサー』の中島彩です。まだまだ暑い日々が続きますね。気温の落ち着いてくる夕方でも、湿度は高く、ランニングにベストな環境とは言えません! また、8月や9月はマラソン大会が少ないので話題も乏しく、ついつい「走ること」から離れがちになってしまいます。というわけで今回は、ちょっと視点を変えてみました。題して、「RUN×水泳」。私は「走ること」に飽きたとき、あえてランニングから離れます! 他のスポーツで気分転換を図るのですが、特に「水中トレーニング」はランニングと同じ効果が期待できるので、夏場は水泳をして身体の筋力を高めています。走ることに興味がない方も、ぜひ読んでくださいね!

暑い日はプールでトレーニング。こんな格好で泳いでいます!暑い日はプールでトレーニング。こんな格好で泳いでいます!☆運動強度はランニングと同じ!

 なぜ、私が水中トレーニングをオススメするのかというと、水中でゆっくり泳ぐだけでも、「ランニングと同じ運動強度」が得られるからなんです! 水圧によって筋肉が圧縮されることで、心臓や肺に負担がかかり、心拍機能を強化してくれます。本当に「水の力」ってすごい! フルマラソンに必要な「持久力」をアップしてくれる水泳は、とってもオススメのトレーニング方法だと思います。

 また、ランニングと同じ効果を期待するなら、「温水プール」じゃないほうが良いみたいですよ。水温は27度~30度ぐらいがベスト。自分の体温より水温が低いと、体温低下を防ぐために血管や筋肉の動きが活発になり、その結果、新陳代謝が良くなってエネルギーを多く消費してくれるんだそうです。ただ、ずっと水中にいると身体を冷やしすぎるので、私は45分ほど泳いだら、一度外に上がって通常の体温に戻すように心がけています!

 あと水泳は、ランニングでひざなどを故障してしまった方にも適していると思います。浮力のおかげで、水中での体重は通常の数分の1。筋力を強化しつつ、負傷箇所に負担をかけないでトレーニングできるなんて......水泳って身体に優しいスポーツですよね。走っているときに痛みを伴う「ランナーひざ」の症状に悩んでいる方は、ぜひともリハビリを兼ねて水泳にチャレンジしてみてくださいね!

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