ビーチバレーの新星「のあまゆ」ペアインタビュー 競技の魅力と夏ならではのオススメ観戦方法とは (2ページ目)
【主役になれるのがビーチバレーの魅力】
――インドアとビーチではかなり違いますよね?
真結 違いますね。ボールをコントロールする力がインドアよりもビーチの方がすごく重要なんです。砂なので足場が悪いのはもちろん、ふたりしかいないので受けたボールはペアに絶対に渡さないといけない。より丁寧にボールを扱わないと、風が強い日なんかは飛ばされちゃったりします。
乃愛 強風時はサーブも打てなくて試合にならないなんてこともあります。あと、走ったり急にストップしたり、後ろに下がったりする時は、砂なので床とは違って足を取られやすい。インドアよりもビーチバレーの方がどんどん体力を奪われていくんです。夏なんて、インドアだと体育館なのでクーラーが効いているんですけど、砂浜でバレーをするとなると暑さがダイレクトにやってきて、体力的に本当にキツイんです。
でも、大変なビーチバレーだからこそ、その経験がインドアのバレーにも活かせてるようで。ジャンプ力がかなり上がったと思います。インドアのチームメイトが「めちゃくちゃ飛んでるよ!」って教えてくれました(笑)。
――そんなビーチバレーの魅力って、なんでしょう?
真結 外なので開放感があるところです。あと、選手側の個人的な意見なんですけど、得点を決められることですね。インドアだと私のポジションがセッターなので自分で点数を取ることがほとんどないんです。仲間に決めてもらう。でも、ビーチバレーはふたりしかいないので、ひとりひとりのプレーが勝敗に影響を与える。点数を取れる分、輝けるんです(笑)。そこも魅力だなって思います。
乃愛 インドアだと6人いますからね。正直、ポジションによって脇役な人もいるんです。エースが一番輝けるというか......。一方、ビーチバレーはそれぞれが主役になれる。サーブも2回に1 回はまわってきますし。その分、責任も重くなるんですけど、点数を決めたり、主役として輝けるっていうのは魅力ですね。
2 / 3