伊達朱里紗、Mリーグ初の10万点超えで知名度も爆上がり。「ラーメン屋であらためて自覚しました」 (4ページ目)

  • 津金壱郎●取材・文 text by Tsugane Ichiro
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

---- 渋谷ABEMASのエース・多井隆晴選手(RMU)がリーチをかける時に、ふだんと違う低い声を出すのも同じ理由なんでしょうかね。

「アハハハ。違う気がします(笑)」

---- "ミスターMリーグ"と言える象徴的存在の多井選手が初年度のシーズンMVPになり、翌年は魚谷選手、昨年は佐々木選手が個人スコアトップに立ってMVPに輝きました。シーズンMVPをいやでも意識してしまうかと思うのですが。

「意識しちゃいますけど、さすがに気が早いですからね。トップ選手の集まったMリーグで前半戦のような結果が続くとは思っていないので。ただ、今だけはちょっとだけ「ヤッタネ!」って気持ちは抱きつつ(笑)。勘違いせずに残りの試合も自分にできることだけ精一杯やって、それで結果がついてきたら最高だなって思います」

---- 最後に伊達選手らしさとは、どういうところにあるか教えてください。

「どんなに劣勢でも最後まであきらめず、気持ちが折れないようにと心がけていて。たとえ選択した判断が裏目に出たとしても、決定した瞬間は自分が得だと思った選択なのだから、揺れないようにしようと思っています。

 麻雀は打っているとメンタルがやられちゃうことがあるんですが、メンタルをやられないようにするには、実力と勉強を積み重ねたものが自信になると思っていて。とにかくすごく勉強して、自分の実力を積み重ねて、メンタルが揺れないように頑張っているので、そこを見てください!」

(第4回につづく)


【profile】
伊達朱里紗(だて・ありさ)
1991年5月10日生まれ、兵庫県出身。声優を目指して上京し、2013年より声優事務所「81プロデュース」に加入。2014年に麻雀を題材としたアニメ『咲-Saki- 全国編』への出演をきっかけに麻雀に本格的に取り組み、2019年4月に日本プロ麻雀連盟所属のプロ雀士になる。2021年、KONAMI麻雀格闘倶楽部からドラフト全体3番目指名を受けてMリーガーとなった。

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