吉田知那美「ロコ・ソラーレには私の居場所があるな、と感じている」

  • 竹田聡一郎●取材・構成 text by Takeda Soichiro
  • 藤巻 剛●撮影 photo by Fujimaki Goh

ロコ・ソラーレ
吉田知那美インタビュー(後編)

(前編はこちら>>)

2018年平昌五輪で銅メダルを獲得したロコ・ソラーレ。現在は、2022年北京五輪への代表切符をかけた日本選手権に挑んでいる。今回は、同チームのサードを務める吉田知那美に話を聞いて、ロコ・ソラーレの強さの秘密に迫った――。

この記事に関連する写真を見る――新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今季(2020-2021)はいろいろと大変だったと思うのですが、自粛期間中はどのように過ごしていましたか。

「基本的には、みんなと一緒です。行ける時はジムで、行けない時は家でトレーニングしていました。あとは、たくさんミーティングをして、英語の勉強をして、という感じです」

――吉田知那美選手の英語はだいぶ上級者だと思いますが、それでも勉強されるのですね。

「ここ数年、英語でのインタビューも増えてきたので、それに対応するために『EAT(ENGLISH FOR ATHLETES)』という、アスリート専門のオンライン英会話プログラムを使って勉強しています。でも、いくら勉強を重ねても、ゲームの詳しい展開や、その時の感情を適切に英語で表現するのは、本当に難しいですね。

 また、このプログラムではアメリカ人講師から日本の歴史や文化、時にはデリケートな時事問題などを質問されます。英語の勉強をしながら、日本の文化や歴史を調べて学び、日本という国に対して、自分はどう考え、将来的にどういう展望を抱いているのか。そういったことをしっかり考えるいい機会にもなっています」

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