ロコ・ソラーレ吉田知那美が抱く将来の夢「シニアでも世界一を目指す」 (4ページ目)

  • 竹田聡一郎●取材・構成 text by Takeda Soichiro
  • 藤巻 剛●撮影 photo by Fujimaki Goh

 これまでも、『こういう結果が出たらこうしよう』とか、『何歳になったらああなるんだろうな』とか、いろいろと自分でも想像したり、予想したりしていましたけれど、そのとおりになったことは一度もありません。だから、将来の設計についてはみんな、『ない!』というのかもしれません。

 同時に、(競技生活が)終わったら何をやりたいかというのも、それぞれ、ひとつではないんですよね」

――具体的にやりたいと思っていることがあれば教えてください。

「(みんなで)カフェをオープンしたら、楽しそうだなと思っています」

――『65cafe(ロコ・カフェ)』に関しては、YouTubeの『BIZチャン』でも触れていましたね。

「料理はみんな得意なので、夕湖はピザを焼くとか、各々が得意なもの、好きなものを作って、お店で出せたらいいですね。あと、海外遠征に行くと、どんな街にもご当地ビールがあるんです。そういったあらゆる土地のビールを集めて、そのビールの味と、その街での私たちの戦績だったり、思い出だったりを一緒に紹介して、お客さんに提供できたら面白いね、という話もみんなでしています」

――お店をオープンする場所は考えているのでしょうか。

「やるなら、たぶん常呂です」

――失礼ながら、連日お客さんが溢れて......というロケーションではないですよね。

「確かにそうかもしれません。でも、お客さんが来なくてもいいから、カーリング選手が集う場所になったらいいな、と。昔は常呂町にも、夜のリーグ戦が終わったら、みんなで食事をしたり、一杯飲んだりする場所がいくつかあったんです。(常呂町唯一のカフェ)『しゃべりたい』も、以前は夜の営業をしていたと聞きました」

――カナダのカーリングホールには、必ずカフェやバーが併設されています。

「そうなんです。近年、日本のカーリングは世界でも結果を出して、競技力は上がってきました。でも、一緒に培われていく文化が置き去りになってしまうのは寂しいです。一昨年、アドヴィックス杯に出場するため、カナダをはじめ、中国や韓国からもいくつものチームが常呂に来てくれたんですが、その時にもコミュニケーションが取れる場所が十分でなかったなと感じました。どの国籍の人でもカーラーが気兼ねなく入れる、カフェなのか、バーなのか、そんな場所があればいいな、と思っています」

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