藤澤五月が伝えたかった「もぐもぐタイム」の先。自身の結婚観も語った (4ページ目)

  • 竹田聡一郎●取材・構成 text by Takeda Soichiro
  • 藤巻 剛●撮影 photo by Fujimaki Goh

 そういった状況にあって、(エキシビション大会で)結果が出て、やってきたことは間違っていなかった、ということがある程度証明できました。それは、自信にしてもいいのかなとは思います。でも、それらの結果で決して満足せず、さらにしっかりと準備をして、日本選手権に挑みたいです」

――近年の日本選手権では見応えのある試合が増えています。その分、我々も非常に楽しみにしています。

「日本全体のレベルが上がっていて、強いチームは1チームや2チームではありません。今回もいいゲームがたくさんあると思います」

――そんななか、ロコ・ソラーレのここを注目してほしい、というポイントがあったら教えてください。

「今季はミーティングなどで、自分たちの過去の試合を見返したりもしたんですが、みんなで『あぁ~、あの頃はこんなことしてたね。下手だね~』って笑い合っていました。私たちはやっぱり、試合で改善点を見つけて、それを克服して強くなってきたんだなと、実感しました。

 本当に少しずつで、テレビの画面を通してではわかりにくいかもしれませんが、進歩はしています。だから、見てくれる方々には、その成長ぶりや変化を探していただきたいな、と思っています。間違い探しではなく、進歩探し。難しいかもしれませんが、見つけてくれたらうれしいです」

(おわり)鈴木夕湖インタビュー>>

この記事に関連する写真を見る藤澤五月(ふじさわ・さつき)
1991年5月24日、北海道北見市生まれ。中部電力時代に日本選手権4連覇を果たし、2015年にロコ・ソラーレに加入。2016年の世界選手権銀メダル、2018年の平昌五輪銅メダルなど、日本カーリング史上初の国際大会でのメダル獲得の原動力となった。最近ハマっているものは朝ヨガ。「『B-life』というYouTubeチャンネルを見ながらほぼ毎日やっています。とても調子いいです」

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