2019.04.02

カーリング世界選手権は悔しい4位。
中部電力が見据えるさらなる高み

  • 竹田聡一郎●文 text by Takeda Soichiro
  • photo by AFLO

「初めての世界選手権で、自分たちがどこまでできるかわかった」(フォース・北澤育恵)

「長い大会で最終日まで残れたのは自信になる」(サード・松村千秋)

 カーリング女子日本代表の中部電力が、7年ぶりに世界選手権(デンマーク・シルケボー)に出場して4位という好成績を残した。冒頭のコメントは、帰国した選手たちの第一声だ。選手たちは皆、疲労の色を少し見せながらも、それぞれ充実した表情で各々の思いを語ってくれた。

 2016年のスウィフトカレント(カナダ)大会で、ロコ・ソラーレが日本勢初の世界選手権でのメダル(銀)を獲得した。それに次ぐ今回の4位という結果は、2008年のバーノン(カナダ)大会でチーム青森が残した成績と同じだが、当時は参加12カ国だったことを思えば、今回のほうが躍進という印象が強い。快挙とまではいかなくとも、大健闘と言っていいだろう。

世界選手権で4位という好結果を出した中部電力。左から北澤育恵、中嶋星奈、松村千秋、石郷岡葉純 氷上に立つ4人のうち3人、北澤とリードの石郷岡葉純、スキップの中嶋星奈にとっては、初の世界戦のアイスだった。それでも、フィフスの清水絵美が「本当にのびのびとプレーしていて、それが、この結果につながったのかなと思います」と、コーチボックスから後輩たちを称えたように、彼女たちは堂々としたプレーを見せ、大会を通してノープレッシャーでゲームに集中できていた。