宇野昌磨と本田真凜のアイスダンスは今後の展開に期待 アイスショーでの溶け合うような演技で魅了 (3ページ目)
【続編は新しいものを取り入れたい】
「皆さんを驚かせられるようなスケーターになって、また戻ってきたいと思います」
宇野はそう言って、次の挑戦に挑む。彼は周りと関わって、作品をつくり上げる快感に目覚めてしまった。それはグループで滑るパートも、ステファン・ランビエールとのデュエットもそうだが、本田とのアイスダンスは特別なものがあるだろう。
「『Ice Brave 2』については、どうしようってまだ何も決めていなくて。『1』がよかったから、よりいいものにしたいし、いいものを変えたくないけど、新しいものも取り入れたい。でも、いいものがありすぎて迷いそうだなって(笑)。まだ決まってないことを多くて、(7月)18日に少しでも詳細を発表できるように、いろいろ考えたいですね」
宇野は言う。本田とのアイスダンスがどんな展開を見せるか。それもひとつの焦点だ。
終わり
著者プロフィール
小宮良之 (こみやよしゆき)
スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。
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