【フィギュア四大陸・女子】千葉百音は連覇なるか? 坂本花織から大金星の韓国スケーターやアメリカの18歳新星も注目 (2ページ目)
【現役復帰のアリサ・リュウは侮れない】
千葉に立ち向かうのは、今季不調の韓国勢のなかで唯一気を吐いていたキム・チェヨン(韓国)になりそうだ。GPシリーズ中国杯では208.47点を出しながらもGPファイナル進出とはいかなかったが、1月の韓国選手権は216.09点の高得点で初制覇している。
さらに2月の冬季アジア大会では、これまで回転不足があったフリーでノーミスの演技をして合計219.44点とし、坂本を逆転して大金星を挙げた。韓国選手権と冬季アジア大会は、ともにISU(国際スケート連盟)非公認の得点だが、自信をつけているところだろう。
さらに2022年に一度引退し今季復帰したアリサ・リュウ(アメリカ)も底力がある。自己最高得点は、トリプルアクセルに挑戦していた2021年の219.24点だが、復帰後は大技もなくシーズンベストは190点台後半にとどまっていた。だが1月の全米選手権では215.33点でグレンに次ぐ2位に。これは非公認得点だが、以前より熟成した滑りをしているだけに、侮れない存在になってくる。
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