宇野昌磨、団体戦で自己ベストも反省点。「点数を見た時に何か取りこぼしていると考えた」 (3ページ目)

  • 折山淑美●文 text by Oriyama Toshimi
  • 能登直/JMPA●撮影 photo by Noto Sunao/JMPA

 また、団体戦アイスダンスの小松原美里・小松原尊組は、「これまでの試合を見て6位には入りたかった」と言うが、五輪の緊張感と意気込み過多からかやや固い滑りになってしまい、7位で4点獲得にとどまった。ペアの三浦璃来・木原龍一組は、「スピンで少し動きがズレてしまったので、ノーミスだとは思わなかった」と木原が振り返る演技ながら、昨年11月のNHK杯で出した自己最高を0.47点上回る74.45点を獲得。昨季の世界選手権6位で自己最高も少し上のカナダペアを上回った。ただスケートアメリカでは勝っていたアメリカペアが自己ベストを4.85点も更新する滑りで75.00点を出したために4位。7点を獲得した。

 団体戦初日を終え、チーム順位はアメリカが28点、ROC(ロシアオリンピック委員会)が26点と強さを発揮するなか、日本はペアで1位になった中国に1点差の4位発進となった。メダル争いをするとみられるカナダには4点差をつける状況だ。初のメダル獲得へ向けて、順調なスタートを切った。団体戦は、2月6日、7日と続く。

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