宮原知子は「自分で決めた曲、作ったプログラム」で挑戦を続ける (3ページ目)

  • 辛仁夏●文 text by Synn Yinha
  • 能登直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

「今オフの新プログラムの振り付けには、濱田(美栄)先生はついてもらわず、トレーナーと2人でトロントに行きました。自分で曲を決めて、自分でどういう入り方をするとか、振付師の先生と話をして作りました。最終的には濱田先生と一緒に整理していくのですが、作る過程では完全にひとりだったので、そこは昨年までとは違いますし、すごく楽しかったです。

 毎年、『今年は違う自分を......』と考えてやっていますけど、いつも最終的には何となく同じというか、自分ができるプログラムになっている感じがありました。だから、今年こそは全然違うものをやりたいと思って、コンテンポラリーダンスという新しいジャンルに取り組んでいます」

 心身ともに「自立した大人」として強いメンタルを持って試合に臨み、殻を破ることができれば、昨季は後塵を拝した後輩たちと、好勝負を繰り広げることになるだろう。

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