宇野昌磨、アドレナリン出すぎ、体動きすぎ、ジャンプ回りすぎで首位 (3ページ目)

  • 辛仁夏●文 text by Synn Yinha 能登直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

 シニアデビュー以来、2年連続出場しているGPファイナルが、今年は12月上旬に名古屋で開催される。3年連続のファイナリストとして地元に凱旋(がいせん)するためにも、このGP初戦のスケートカナダで優勝したいところだ。

「(フリーは)SP同様に自分の実力を100%出せるように最後まで全力で、最後までコンビネーションジャンプを気合い入れて跳びたいです」

フリー『トゥーランドット』では4回転ループを入れ、今回は4回転サルコウを跳ばない。その上で、プログラム後半にリカバリーできないリスクを負う3つの連続ジャンプを組み込む構成にするという。10月初旬にあったジャパンオープンで、ひとつも連続ジャンプが跳べなかった自分に甘さがあったことへの反省がある。あえて攻めのジャンプ構成に挑むのは、常にチャレンジャーである立ち位置を再確認する意味が込められているに違いない。

 今季も「攻める!!」がテーマの宇野に注目したい。

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