羽生結弦にも影響するのか!? フィギュア今季のルール変更点 (2ページ目)

  • 辛仁夏●文 text by Synn Yinha 中西祐介/アフロスポーツ●写真 photo by AFLO SPORTS

 ターン(ツィズル、ブラケット、ループ、カウンター、ロッカー、スリー・ターン)とステップ(トウ・ステップ、シャッセ、モホーク、チョクトウ、クロスロール、エッジの変更)はそれぞれ6種類。レベル1ではこのうち難しいステップ、ターンを5個入ればいいとか、レベル2であれば7個入っていればいいということになりました(ちなみにレベル3は9個。レベル4は11個に加え、5種類のターンおよびステップは、それぞれ右左の両方向に1回ずつ行なわれなければならなくなった)。

 また、クラスターという3連続の難しいターンがあります。今までは難しいターンであれば2回とも右足でも構わなかったものが、レベル4に関しては、右と左の両方で行なわなければいけなくなりました。片足だけだった選手がレベル4を取るためには両足でやらなければいけなくなったというわけです。

 これまで多くの選手が、クラスターはちょっと失敗すると認定されなくてレベルがすぐに落ちてしまうので、保険を掛ける意味で、2回でいいところを3回やっていました。1回失敗しても残りの2回でレベルを取れればよかったからです。それが今季は、右・右・左で3回入れても、最後の左で失敗してしまったら右・右しか残らない。レベル4を取るための保険として使えなくなったことから、少し厳しくなったように思います」

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