NHK杯は羽生結弦が制覇。GPファイナルで日本人男子の争い激化 (3ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 能登直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

 演技面では中国杯より「はるかに充実してきた」と自信を深める髙橋と、滑りの改善ですべての面でのステップアップに手応えを感じている羽生。12月6日からのGPファイナルはそのふたりに加え、小塚と町田樹も出場して6つある枠の4つを日本人が占めることになった。最年長の髙橋は、「若手が伸びてきているので、うかうかしていられない」と気を引き締める。

 そんな日本人同士の争いの中でも、世界王者パトリック・チャンを追う存在としては、髙橋と羽生が半歩は抜け出しているといっていいだろう。そのふたりを中心にした日本男子選手の熾烈な争いは、ソチ五輪まで続いていくはずだ。

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