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【ボクシング】山中慎介が「井上尚弥vs中谷潤人」の勝敗を予想 "モンスター"が勝った場合の「もう1試合」の相手も考察した (3ページ目)

  • 篠﨑貴浩●取材・文 text by Shinozaki Takahiro

――階級差が現状は2階級ありますが、バムがバンタム級に上げ、WBA王者のアントニオ・バルガスに挑戦するという発表がありました。

「それで1階級差にはなりますが、仮にバンタム級王者になったとして、そのあとにどうするのか。井上戦のためにスーパーバンタム級まで上げるとなると、短い期間で2階級上げることになります。その適応に要する時間を、井上が待つことはないと思いますし......」

――仮にスーパーバンタム級に上げたら、バムはフィットするでしょうか?

「ちょっときついと思いますね。そこまでサイズもないですし(身長163cm、リーチ170cm)、パワーが突出しているタイプでもない。スーパーバンタム級に合わせるのは現実的ではない気がします」

――それでも、もしバム戦が実現するなら、興行地はリヤドが最有力でしょうか。

「サウジアラビアのトゥルキ・アルシェイク殿下が動いているという話もありますからね。実現するのであれば、そういう流れでしょう」

――井上選手の最終章となりそうなフェザー級挑戦、どの選手との試合が見たいですか?

「現状では、ラファエル・エスピノサあたりですかね」

――井上選手のモチベーションとしては、強いと言われている相手と戦って、自分が強いことを証明したいということでしょうか。

「そうでしょうね。『この選手とやったら井上でもわからない』といった、すべての可能性や噂を消しておきたいという感じじゃないかと」

――いずれにしても5.2の結果が、これからのボクシング界を大きく動かしますね。

「世代交代という流れになるのか、それとも井上は無双だったという答えになるのか。すべてはこの日のリングで決まります。両者がどんな試合を見せてくれるのか、本当に楽しみです」

【プロフィール】

■山中慎介(やまなか・しんすけ)

1982年滋賀県生まれ。元WBC世界バンタム級チャンピオンの辰吉丈一郎氏が巻いていたベルトに憧れ、南京都高校(現・京都廣学館高校)でボクシングを始める。専修大学卒業後、2006年プロデビュー。2010年に第65代日本バンタム級王座、2011年に第29代WBC世界バンタム級王座を獲得。「神の左」と称されるフィニッシュブローの左ストレートを武器に、日本歴代2位の世界王座12度の防衛を果たし、2018年に引退。現在、ボクシング解説者、アスリートタレントとして各種メディアで活躍。プロ戦績:31戦27勝(19KO)2敗2分。

著者プロフィール

  • 篠﨑貴浩

    篠﨑貴浩 (しのざき・たかひろ)

    フリーライター。栃木県出身。大学卒業後、放送作家としてテレビ・ラジオの制作に携わる。『山本"KID"徳郁 HEART HIT RADIO』(ニッポン放送)『FIGHTING RADIO RIZIN!!』(NACK5)ウェブでは格闘技を中心に執筆中。レフェリーライセンス取得。ボクシング世界王者のYouTube制作も。

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