皇治、NARIAGARIはDEEPとの対抗戦で「実力を示す」朝倉未来BreakingDownとの激突も「全然あり」 (3ページ目)

  • 篠崎貴浩●文・撮影 text & photo by Shinozaki Takahiro

【朝倉未来のBreakingDownとの対抗戦は「全然あり」】

――今後、修斗やパンクラスといった、他のMMA格闘技団体との対抗戦や交流戦も考えていますか?

「いや~、今の俺の中ではDEEPが一番だと思ってるんで、現時点では考えてないですね」

――朝倉未来選手がCEOを務める「BreakingDown」との交わりを期待するファンも多いと思います。

「NARIAGARIは、さっきも言ったように実力とエンタメの両方を取りにいこうと思っているから、今回は実力を示す為にDEEPとの対抗戦をやる。そこでしっかり勝ったら、次はエンタメ。だから、エンタメ色が強いBreakingDownとの対抗戦は全然ありだと思いますよ」

――NARIAGARIが実力とエンタメの2つを手にした場合、その先にあるのは?

「日本ならRIZINとやるしかないですよね。それが俺の格闘技界への恩返しかなと。RIZINに知名度だけの選手を送っても、そこでつまんない試合をしたらRIZIN側が長持ちしなくなる。今はK-1からRIZINにくる選手が増えて、RIZINを盛り上げてますよね。実力もあってエンタメもわかっている選手たちが盛り上げてますけど、NARIAGARIでもそんな選手が育っていったらいいなと思います」

――対抗戦の発表会見では、皇治選手のサプライズ出場もあるとコメントしていましたね。

「DEEPの佐伯繁代表が『出場してくれ』と言ってくれて。自分が出ることで盛り上がるんやったらいいかな、とも思いつつ、やっぱりRIZINに出るまでは見せたくないっていうのもあるし。俺がMMAのグローブをして表に出る時には、本気の試合を見せたいですから。だからエキシビションとか非公式戦じゃなくて、ちゃんとMMAの公式戦に挑む姿を見せたいんです」

――会見で佐伯代表は、「上がりますよ」とおっしゃっていましたが?

「そら金になりますもんね(笑)。まだどうなるかわからないんですよ。佐伯さんも、いらんことばっかりしゃべるから!」

――そこはお楽しみに、という感じですね。NARIAGARIは、青木真也選手(元ONEライト級世界王者)が協力していますね。青木選手が協力してくれていると、大会の説得力が増している感じです。

「弟(=皇治が呼ぶ青木真也の愛称)は、NARIAGARIにすごく関わってくれている。『NARIAGARIでMMAをやりたい』とも言ってくれてますし、これからもどんどん手伝ってもらおうと思ってます(笑)。

 俺はこれまで立ち技だけやってたんで、MMAをやろうにも、試合をどう組んだらいいのかというところからわからなかった。そういうところで青木さんが協力してくれるという話があって。本当にありがたいですよ」

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