RIZIN はBellatorに善戦も結果は5戦全敗。解説者・大沢ケンジが語る、日本と世界の「トータル力」の差とその埋め方 (3ページ目)

  • 篠崎貴浩●取材・文 text by Shinozaki Takahiro
  • photo by Motoo Naka/アフロ

 外国人ファイターと戦うということも考えて、海外に練習拠点を移すという選択肢もある。しかし、その点について大沢氏は、「もちろん海外に拠点を移せば、強い選手も多いですし、成長速度は上がるかもしれません。ただ、必ずしも海外に拠点を移す必要があるとは思っていません。ときどき海外に行って、世界のトップ選手との差を練習のなかで感じ取ることができれば問題ないと思います」と語った。

 大会後、榊原CEOは、「メジャーリーグにはそんなに簡単には勝てないと思いますから、今日からリベンジロードを精進して前に進んでいきたい」と、Bellatorへのリベンジを口にした。

 今回の対抗戦はRIZINのルール、リングで行なわれたため、次回がある場合はBellatorのルール、ケージで行なわれることになりそうだ。その際はどんな選手が選ばれ、どんな戦いを繰り広げるのか、そして世界トップとの差が埋まったのかどうかに注目したい。

【プロフィール】
大沢ケンジ(おおさわ・けんじ)

1976年11月4日生まれ、東京都出身。2002年に第9回全日本アマチュア修斗選手権のフェザー級で優勝。翌年にプロデビューし、修斗やアメリカの格闘技団体WEC、DREAMのリングなどで活躍した。2014年に現役を引退した後は解説者や指導者など幅広く活動。現在は和術慧舟會HEARTSの代表を務めている。

◆大沢ケンジさんが代表を務めるジム
『和術慧舟會HEARTS(新宿)』『HEARTS KIX(新宿)』『HEARTS KIX(駒沢)』

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