2016.08.12

男子レスリング4人衆の決意
「出るからには金メダルを獲る!」

  • 保高幸子●文・写真 text & photo by Hotaka Sachiko

高谷 「わっ、点取られた。けど取り返した!」みたいな(笑)。技のかけ合いがすごく面白い。

樋口 常に4点ビハインドから始まりますよね(笑)。

太田 僕自身は安定した試合がしたいんですけどね(笑)。

樋口 得点能力がすごいです。

井上 4点取られても、そこから取り返す底力は本当にすごい。

―― そんな井上選手は、予選でロンドン五輪王者を破っています。

井上 今までで一番いい試合をしたとは思います。12月に日本王者になって、ずっと合宿して追い込まれて、そこでレベルが上がったのかなと。

高谷 井上選手がすごいなと思ったのが、ディフェンス力。グラウンドで全然返されないし、返されるんじゃないか、という心配さえしなくていいくらい。

井上 グレコの全日本合宿は、皮膚が擦り切れてズタボロになるまでやりましたからね!

太田 真っ赤になりましたよね。

井上 そう、2時間やったんですよ、グラウンドのディフェンスだけで2時間。レスリングを始めたばかりの人がなるような感じで、皮膚がボロボロになったんですよ。お風呂に入るとヒリヒリ(笑)。

―― 身体中擦り傷だらけだったんですね。

井上 どんなにきつい中でも前に出る練習していたので......そのおかげで勝てたんだと思います。

―― 高谷選手は3選手の試合をよく見ていたんですね。

高谷 そうなんですよ。太田選手は僕の前の試合だったので、マットのそばで見ていたんです。樋口選手は、タックルとった後のアンクルがすごく上手なんですよ。ポンポンって取っちゃうんですよね。

太田 まるで小学生を相手にしているみたいに決まりましたよね。