2015.03.04

【ボクシング】メイウェザー対パッキャオの「賞味期限」

  • 原 功●文 text by Hara Isao  photo by AFLO

 ついに夢の対決が実現することになった。5階級制覇を成し遂げている47戦全勝(26KO)のフロイド・メイウェザー・ジュニア(38歳)と、6階級制覇の実績を持つフィリピンの英雄マニー・パッキャオ(36歳/64戦57勝38KO5敗2分)が、5月2日(日本時間3日)にアメリカ・ネバダ州ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで雌雄を決することになったのだ。

今年2月で38歳になった47戦無敗のフロイド・メイウェザー・ジュニア 試合はメイウェザーの持つWBA、WBC世界ウェルター級王座と、パッキャオが保持するWBO世界ウェルター級王座の統一戦として行なわれることが有力視されている。両者の合計報酬が250億円になると見積もられるメガファイトだが、試合実現の裏に様々な事情があるのも事実だ。

 まずは、素直に試合が実現することを喜ぶべきだろう。2月20日にメイウェザーがツイッターなどで試合の契約書にサインしたことを明かすと、試合会場を擁するMGMホテルの5月2日の宿泊予約は15分ほどで満室状態になり、ラスベガスの主要ホテルにも予約が殺到したと報じられた。ふたり揃っての記者会見は行なわれておらず、チケットの値段や発売日も明らかになっていない。それにもかかわらず、ウェブサイトではリングサイド券に400万円~600万円、1万6800人収容できる会場の上段席に40万円~50万円という値がついているほどの加熱ぶりだ。

 それほど、この試合はファンが待ち望んでいたカードといえる。