検索

【女子バレー】荒木絵里香があらためてアジア選手権を総括 日本女子にとって「全員が弱さや課題と向き合う機会になった」 (2ページ目)

  • 坂口功将●取材・文 text by Kosuke Sakaguchi

【日本がやらなければいけないプレーをやられた】

――これまでの対戦では、試合が進むにつれてタイが次第に崩れていく印象がありましたが、今回はそうなりませんでした。

「まず、アウトサイドヒッターのサシパポーン・ジャンタウィスット選手(大会のベストスコアラー、ベストアウトサイドヒッターに選出)のサーブレシーブが崩れませんでした。日本としては彼女をサーブのターゲットにして、崩していく展開に持っていきたかったはずですが、そうさせなかった、彼女の出来がよかったですね。

 また、昨シーズンまでSVリーグヴィクトリーナ姫路でプレーしていたチャッチュオン・モクシー選手(今シーズンは埼玉上尾メディックスでプレー)の存在も大きかった。経験豊富なリベロとともに、チャッチュオン選手が広い範囲で守備のサポートをしていました。それによってサシパポーン選手の守備範囲が狭まり、レセプションが崩れにくい状況を作れたんだと思います」

――ほかにも、SVリーグのPFUブルーキャッツ石川かほくで活躍するミドルブロッカー、タットダオ・ヌクジャン選手が攻守でアクセントになっていました。

「特に攻撃では、ラリー中でも機動力を生かしていましたし、サーブレシーブがBパスになった状態からでもクイックでどんどん点を取っていました。彼女を使うための1本目のパス(サーブレシーブやディグ)の質がとても高かったです。ミドルブロッカーを印象づけることができれば、両サイドからの攻撃もより効果的になります。タイはそうした数的優位な状況を多く作っていました。

 質の高い1本目のパスと、そこから常に3枚、4枚での攻撃を仕掛けていく。本来は日本がやらなければいけないプレーを、逆にタイにやられてしまいました」

2 / 3

登録は簡単! チェックを入れてボタンを押すだけ 詳しくはこちら

キーワード

このページのトップに戻る