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男子バレーボール・柳田将洋が振り返る部活動の何気ない日常「間違いなくあれは青春の一部でした」 (2ページ目)

  • 市川忍●取材・文 text by Ichikawa Shinobu
  • photo by Naoki Nishimura/AFLO SPORT

【バレーボールで一生の友人】

――そんな部活動で今、思い返して「部活をやっていてよかったな」と感じることは?

柳田 よかったことはたくさんありますね。まずは人とつながるきっかけが作れたこと。今はマシになりましたが、高校生の時は特に人見知りが激しくて、クラスのなかですぐに友人グループを作れるような性格ではありませんでした。でも、バレーボールという共通した話題があれば、それをひとつのコミュニケーションツールにして人とつながれましたし、それが今では海を越えてまで広がっています。

 今でも高校時代の友人と集まる機会があるのですが、クラスメイトよりバレーボール部のOBと会うほうが圧倒的に多いです。「バレーボールが好きだから」と続けてきたことですが、こうして生涯付き合える友人を作ることができました。

――部活をしていたからこその、青春っぽい、エモーショナルな思い出はありますか?

柳田 学校の授業が終わって、体育館に向かっている時や、練習が始まるまでの時間......。ぐうたらしながら着替えをして、みんなで話したり、笑いあったりしたのはかけがえのない時間でした。間違いなく青春の一部だったと思っています。

 あと、関田と居残り練習をすることが多くて、その帰り道のことなどは時々思い出しますね。東洋高校の最寄り駅の前にハンバーガーショップがあるんですけど、そこに練習終わりに寄っていました。当時は学生なので、なけなしのお金で安いチーズバーガーを2つ買って、関田と2人で食べながら帰ることもありました。

 合宿も、いい思い出です。バレーボール部はVリーグに属している企業で一緒に練習させてもらうことが多くて、僕の学校は東レ(アローズ)さんの施設をお借りして寝泊まりしたんですが、学生合宿ならではの6人雑魚寝とか、畳の部屋とか......。ああいうのは今では味わえない楽しさですよね。みんなで「トランプしよう」ということになって、6人部屋なのに10人ぐらい集まったりとか。完全にキャパオーバーなのに(笑)。ゲームをしながら他愛もない話をして、大笑いして、あれは2度と味わえない貴重な体験だったと思います。

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