ジャイアントキリングへ。石川祐希の中大がＶリーグ強豪に挑む (2ページ目)

「今日は久しぶりに大きな体育館でやったこともあり、初戦ということもあり、自分も含めてみんな硬かった。身体のこともあるので、明日以降のことも考えて調整はしていました。

　今年の中央大学での活動では、自分は天皇杯を一番の目標としてやってきた。もちろん大学リーグやインカレもありましたけど、４年生と戦える最後の大会ですし、自分の中では天皇杯が今年度の最大の目標だったんです。昨年はモデナ留学で出場していませんが、それとは関係なく、今の４年生は力を持っている人たちなので、天皇杯で企業チームに勝つなら今年だと思ってきました。

　中央大としてプレミアのチームに勝ちたい。（柳田選手が相手ということは）それほど気にしていません。柳田さんに勝ちたいというよりは、サントリーさんに勝ちたいという気持ちが大きい。それだけに一戦必勝で戦っていきたいです」

　一方、挑戦を受けるサントリーの柳田は「普段対戦しない学生とも戦う大会。普段やらない相手とやることで足をすくわれないよう、硬くなったりせずにしっかりと自分の持ち味を出して戦っていきたい。リーグでは今のところあまりいい結果を出せていないが、ここで切り替えて上を目指したい」と話した。

　インカレ決勝に続くNEXT4（※）対決とあって、チケットも19日だけが早々に完売状態。柳田が出場したＶ・プレミアリーグ開幕戦では朝５時から開場を待つ行列ができただけに、バレーボール協会も「近隣の住民の方に迷惑にならないような時間からお並びください」とアナウンスしている。
※石川、柳田、高橋健太郎（筑波大）、山内晶大（愛知学院大）の全日本代表メンバー、若手４名のユニット