大坂なおみがベーグル2つで完勝。ベスト8をかけて20歳対決に挑む (3ページ目)

  • 神 仁司●文・写真 text&photo by Ko Hitoshi

 4回戦で大坂は、3回戦で第5シードのペトラ・クビトバ(5位、チェコ)を破った第26シードのアリーナ・サバレンカ(20位、ベラルーシ)と初対戦する。サバレンカは、今回のUSオープンで初めてメインドローに名を連ねた成長株で、前哨戦のWTAシンシナティ大会でベスト4、直前のWTAニューヘブン大会ではツアー初優勝を成し遂げ、好調を維持してニューヨーク入りしてきた。

「(大坂が)とてもアグレッシブな選手だということはわかっています。かなりハードヒットしてたくさんボールを打ち込んできます。私はコートに行って、すべてのポイントでファイトするだけです。自分には失うものは何もありませんし、自分ができるすべてをコートで見せるだけです」

 サバレンカはこのように語り、20歳同士の対決となる4回戦では、あくまでも挑戦者としての姿勢を貫いて大坂と対峙しようとしている。

 一方大坂も受けて立つのではなく、勢いのあるサバレンカに対して、チャレンジャー精神で向かっていかなければ、どっちが勝ってもおかしくない際どい勝負を制することはできないだろう。

「今は1試合ずつフォーカスしようとしています」と語る大坂が、USオープン、そしてグランドスラムで初のベスト8入りがなるか大いに注目だ。

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