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錦織圭が次に出場する「デ杯」って、どんな大会?

  • スポルティーバ編集部●文 text by Sportiva

ひと駅コラム「それ、気になってました」(16)

 今季も好調、世界ランキングを4位にまで上げた錦織圭が、次に出場する大会が「デ杯」とも略されるデビスカップだ。3月6日(日本時間7日)から、カナダ・バンクーバーで行なわれる。

 デビスカップとは、毎年行なわれている男子テニスの国別対抗戦(同等の女子テニスの国別対抗戦は「フェドカップ」という)。1900年スタートの由緒ある大会で、その名称は、優勝カップを寄贈したドワイ・デービスにちなむものだ。出場国はレベルによって、グループ分けされていて、頂点とする「ワールドグループ」は16ヵ国で構成され、現在、日本は錦織圭の活躍などにより、そのグループに属している。

 各国は代表選手4名を選出し、第1日がシングル2試合、第2日がダブルス、第3日がシングル2試合と、5セットマッチを計5試合行ない、3試合先取した国が勝ちとなる。ただし、同一チームが3連勝し、"消化試合"となる試合は3セットマッチなどに短縮される。なお、コートサーフェスは開催国に決定権があるので、これが勝負を左右することも多い。

 1回戦からトーナメントで戦い、2回戦、準決勝と進み、例年12月に決勝が行なわれる。1回戦で負けた場合は、世界各地域の「ゾーン」優勝国とのプレーオフに回り、翌年のワールドグループ入りをかけて戦うことになる。

 選手の選出や起用の順番、ダブルス戦など、団体戦ならではの醍醐味もあるし、シングル戦に勝てば、ATPランキングのポイントも獲得できるので(※)、個々の試合も気になる。今週末は錦織対ラオニッチのライバル対決も予想され、見どころ多い大会になりそうだ。
※1回戦は1試合勝つと、40ポイント獲得

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