【今日は何の日?】新日鉄釜石が日本選手権7連覇達成

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • photo by Nikkan sports

7連覇を達成し、手をあげてファンに応える松尾雄治ら、新日鉄釜石フィフティーン。7連覇を達成し、手をあげてファンに応える松尾雄治ら、新日鉄釜石フィフティーン。【1985年1月15日】
松尾雄治の引退に花添える偉業達成

 第22回ラグビー日本選手権決勝は、7連覇に挑む新日鉄釜石と平尾誠二、大八木淳史のふたりの日本代表を擁し、史上初の大学選手権3連覇を達成した同志社大の戦いとなった。
この日は、新日鉄釜石の象徴的存在である松尾雄治の引退試合でもあり、相手は大学ラグビー史上最強と呼ばれる同志社。注目の一戦に、国立競技場は6万人を超す大観衆で埋まった。

 試合は、前半こそ大学王者の同志社が奮闘するが、後半に入ると新日鉄釜石が底力を発揮。終了間際に鮮やかなサインプレイから決定的なトライを奪うなど、31-17で新日鉄釜石が勝利し、日本選手権7連覇を達成した。

 新日鉄釜石は松尾の引退以降、一度も日本選手権決勝に進出することはなかった。その後、黄金時代を築いたのが、平尾、大八木が大学卒業後に入社した神戸製鋼だった。そして新日鉄釜石が7連覇を達成した日からちょうど10年後の1995年1月15日、神戸製鋼が新日鉄釜石に並ぶ日本選手権7連覇を達成した。

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