【NBA】カーメロ・アンソニーの焦り。「どこで間違ってしまったのか」 (2ページ目)

  • 宮地陽子●取材・文 text by Miyaji Yoko  photo by AFLO

 昨シーズンはフィル・ジャクソンがニックスの球団社長に就任し、デレック・フィッシャーを新ヘッドコーチに迎えた。心機一転のシーズンだったから、勝率2割を少し超えただけという悲惨な成績も我慢することができた。

 今シーズンは有望な新人――クリスタプス・ポルジンギス(PF)が加わり、シーズン半ばまで5割前後の成績を残し、プレーオフへの期待が高まった。しかし、1月20日に22勝22敗だったのを最後に、連敗を喫して急降下。2月にはフィッシャーも解任され、4月に入る前にプレーオフに出られないことが確定した。

※ポジションの略称=PG(ポイントガード)、SG(シューティングガード)、SF(スモールフォワード)、PF(パワーフォワード)、C(センター)。

 高校時代からの親友で、同じ年にNBA入りしたレブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ/SF)は、同じ13シーズンの間に6回NBAファイナルに出て、2回優勝を果たしている。今シーズンもイースタン・カンファレンスの第1シードとして、プレーオフの戦いを始めている。もうひとりの親友で同期のドウェイン・ウェイド(マイアミ・ヒート/SG)は5回NBAファイナルの舞台に立ち、3回の優勝を経験している。それだけに、ひとり取り残された気分になることもある。

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