2022.03.05

アレジの息子、ジュリアーノは1年間で日本語ペラペラ。今季はスーパーGTチャンピオンマシンで王座を狙う

  • 吉田知弘●取材・文 text by Yoshita Tomohiro
  • 吉田成信●撮影 photo by Yoshida Shigenobu

 2021年に来日し、日本のレースに本格参戦したジュリアーノ・アレジ。父は元F1ドライバーのジャン・アレジ氏、母は女優・タレントとして"ゴクミ"の愛称で親しまれている後藤久美子さんということで、来日当初からモータースポーツ界の内外で注目を集めていた。

 あれから1年が経ち、ジュリアーノはスーパーGTのGT500クラスとスーパーフォーミュラへのフル参戦が決定した。日本の最高峰カテゴリーで今シーズン、さらなる飛躍を目指す。

ジャン・アレジに年々似てきた息子のジュリアーノジャン・アレジに年々似てきた息子のジュリアーノ この記事に関連する写真を見る  ジュリアーノに初めてインタビューをしたのは、2021年の3月のこと。その時も挨拶程度の日本語は話していたが、昨シーズン中はチームの拠点からほど近いところに住み、メキメキと日本語も上達したという。

 それまでインタビューの際、ジュリアーノは主に英語を使っていた。しかし今回の電話取材では、日本語でのやり取りがほとんど。取材早々、こんな会話で盛り上がった。

---- 1年前と比べると、日本語がすごく上手になりましたね。

「ありがとう! だけど、まだ完璧じゃないから、もっと勉強しなきゃいけない」

---- 日本語の学校に通っていたりするのですか?

「そういうスクールとかは行っていなくて、僕のジャパニーズスクールは"トムスレーシング(所属チーム)"です(笑)。いつもチームのファクトリーに行って、メカニックやエンジニアと日本語でコミュニケーションを取るようにしています」

---- なるほど。では、今回は日本語でインタビューしても大丈夫ですか?

「はい! どうしても日本語(で答えること)が難しい時は英語になるけど、日本語で頑張る!」

 ジュリアーノは昨年、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権ではランキング2位を獲得し、スーパーGTのGT300クラスにもフル参戦。さらに世界耐久選手権に参戦する中嶋一貴の代役としてスーパーフォーミュラにもスポット参戦し、第3戦オートポリスでは悪天候のなかで初優勝を飾るなど、目覚ましい活躍を見せた1年だった。