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新世代が台頭するMotoGP。抜け出すヤマハを安定度増したスズキが追う (5ページ目)

  • 西村章●取材・文 text by Nishimura Akira
  • 竹内秀信●写真 photo by Takeuchi Hidenobu

 今回のカタルーニャGPで表彰台を獲得した3選手の年齢は、最高峰2年目のクアルタラロとミルが、21歳と23歳。4年目のリンスは24歳。まさしく新たな世代の台頭を象徴する顔ぶれだ。そして、その結果を受けた現在のチャンピオンシップポイントは、前戦終了段階で4名が4点差以内にひしめいていた状態から、クアルタラロは108ポイント、ミルが100ポイント、となった。90点より下に居並ぶ3番手以降の選手たちよりも、このふたりがわずかながらも抜け出しかけた状態だ。

 もちろん、これから先の後半6戦で勢力関係がさらに大きく入れ替わる可能性は十分に考えられる。とはいえ、新時代のチャンピオンを巡る争いは、明らかに新世代の選手たちが動かしている。これもまた、疑いようのない現在の姿だろう。

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