2020.02.11

MotoGPは「新・戦国時代」へ突入!
今シーズン覇権を握るのは誰だ?

  • 西村章●取材・文・撮影 text & photo by Nishimura Akira

 2020年最初のプレシーズンテストは、時代が大きく動き始めていることを予感させるような内容だった。

 マレーシアのセパン・サーキットで、2月7日から9日までの3日間を通してトップタイムを記録したのは、ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)。

今季最初のテストでトップタイムを記録したクアルタラロ 昨年はルーキーシーズンながら6戦でポールポジションを獲得し、優勝こそまだ経験していないものの、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)と互角のトップ争いを繰り広げた選手だけに、今季はチャンピオン争いの一角を占めることが確実視されている。そのずば抜けた可能性を、年初のテストから存分に発揮した格好だ。

 3日間でのベストタイムは1分58秒349。セパン・サーキットの公式ファステストラップ記録は、クアルタラロ自身が昨年11月の第18戦・マレーシアGP予選でマークした1分58秒303で、この数字と比較しても、クアルタラロは年初のテストからかなりよい仕上がりを見せていることがうかがえる。3日目の走行では、暑さが最も苛酷な状態になる午後の時間帯に、レースを想定したロングランも実施した。