ホンダ最後の砦・ディクソンの逆転なるか。
インディ王者争いが白熱!
インディカー・シリーズ第16戦、ワトキンスグレンではアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)が今季初優勝を果たした。去年のインディ500でギャンブルの燃費作戦を成功させて初優勝したロッシは、ついにインディカーの強豪たちとの真っ向勝負の末にキャリア2勝目を手に入れた。彼がこの先、何度も勝利を重ね、スタードライバーへと成長する可能性も大いにあるが、もう今シーズンも残すところあと1戦。今回は白熱するチャンピオン争いに焦点を当てよう。
31点のリードを持ってワトキンスグレン入りしたジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)は、予選3位で先輩チームメイトたちより上位のグリッドを確保。これは一気にリードを広げるものと思われたが、ピットインからコースに戻る際にピット出口でクラッシュし、自滅した。
ポイントで首位のジョセフ・ニューガーデンを急追するスコット・ディクソン 一方、ランキング2番手につけるスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)は、予選2位から2位でフィニッシュ。ニューガーデンとのポイント差は、もうないにも等しい3点にまでギュギュッと縮まった。歴代2位タイのタイトル獲得回数4回を誇るディクソン。もし5回目を獲ると単独歴代2位となる。ちなみにトップはAJ・フォイトの7回だ。
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