【競馬予想】NHKマイルCの狙い目を血統でチェック 年明けデビュー馬の無傷の3連勝はある? (2ページ目)
アスクイキゴミは前走のGⅢチャーチルダウンズC(阪神・芝1600m)を勝ったが、そのレースも5番人気から半馬身差での勝利だっただけに、今回もそれほど人気にはならなそうで条件にも合致するはずだ。キャリア2戦と経験は少ないものの、新馬戦は今回と同じ東京・芝1600mで勝利しているだけにコース経験があるのも心強い。年明けデビューの馬がNHKマイルCを勝てば、2012年のカレンブラックヒル以来、14年ぶり2頭目となる。
アスクイキゴミは血統も魅力的だ。母の兄には、リーフスケイプ(仏GⅠカドラン賞/パリロンシャン・芝4000m)など3頭の重賞勝ち馬がいる。また、祖母の父サドラーズウェルズは、前述のダノンスコーピオンのほか、パンサラッサ(GⅠサウジC/キングアブドゥルアジーズ・ダート1800m)、サートゥルナーリア(GⅠ皐月賞/中山・芝2000m)といった、ロードカナロア産駒が母系に持つ血だ。
さらに母の父系曽祖父デインヒルは、ベラジオオペラ(GⅠ大阪杯/阪神・芝2000m)やファストフォース(GⅠ高松宮記念/中京・芝1200m)などのロードカナロア産駒が母系に持っており、ロードカナロア産駒のGⅠ馬の多くと共通する血統構成になっている。無傷の3連勝でのGⅠ制覇に期待したい。
【もう1頭も同じコースに縁がある馬】
もう1頭はレザベーション(牡3歳、栗東・松下武士厩舎)を推す。
GⅡニュージーランドT(中山・芝1600m)の勝ち馬で、同牝系には2017年このレース3着のボンセルヴィーソ(父ダイワメジャー)がいる血統。ボンセルヴィーソはニュージーランドT3着からNHKマイルCでも3着だったため、ニュージーランドT勝利から臨むレザベーションには期待が高まるところだ。
また、レザベーションのいとこ、ファインルージュは同じ東京・芝1600mの2022年GⅠヴィクトリアマイルで2着に入っている。この舞台には縁のある牝系だけに、同牝系の馬による好走に期待する。
以上、今年のNHKマイルCは、ロードカナロア産駒アスクイキゴミ、同牝系馬にNHKマイルC好走馬のいるレザベーションの2頭に期待する。
著者プロフィール
平出 貴昭 (ひらいで・たかあき)
主に血統分野を得意とする競馬ライター、編集者。(株)サラブレッド血統センター在籍。著書に『覚えておきたい日本の牝系100』『一から始める! サラブレッド血統入門』など。「週刊競馬ブック」で『血統見聞録』を連載するほか、「競馬四季報」などの編集業務にも携わる。そのほか、『優駿』などにも寄稿。twitterアカウント:@tpchiraide
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